昨日の書いた記事のこぼれ話です。
昨日は厳しめの結論で締めちゃいましたけど、電話の最中は、とても楽しかったです。
向こうも自分も、和やかな会話から有益な情報を得たいという目的は一致していたからだと思います。
ただ自分は、こういう営業っぽいことに慣れていないので、ほんの40分くらいの電話でしたが、かなり疲れました。笑
なお、上席さんは、自分の質問に答えるために、特別に同席してくれたそうです。
ありがたいことです。
昨日の会話の一部を抜き出すと、こんな感じです。
上席さん：「月に50万使っていらっしゃるそうですが、私、春から何百人かのお客さんの資料を見させてもらってますが、これ、ほとんどトップクラスです。」
自分：「えーっ、そうなんですか！ なんだか恥ずかしいような申し訳ないような気分ですね～。あれ？、でも、支出がトップクラスってことは、収入はトップクラスじゃないってことですよね？ ますます恥ずかしいな～。なんか、すみません。」
上席さん：「いえいえ。ただ、月に50万使っていると、いくら定年時に8000万あったとしても、こちらの資産推移表の通り、74歳で資産がなくなってしまいますが．．．」
自分：「月50万使うようになったのは、ここ２～3年のことなんですよ～。それまでは月15万くらいでした。ほら、老後2000万円問題ってあったじゃないですか。あれ聞いて、自分は逆に、”もうこれ以上貯める必要はないな”と思って、それで趣味にたくさん使うようになったんです。だから、資産が減ってきたら、趣味をやめて、また月15万の生活に戻ればいいだけの話だと思ってます。」
上席さん：「素晴らしいっっ！」
お姉さん：「月15万！ すごいっ！ アタシより少ないっ！」
自分：「ハハ、いや、そんな、ホめられるようなことじゃないです。」
上席さん：「いや、私、仕事柄、大勢の方の資産の動きを見させてもらっているんですが、90歳で資産がピークという方、たくさんいらっしゃるんですよ。それ見るたびに、この方の人生はこれで良かったのかな、動けるうちにお金使ったほうが楽しい人生じゃなかったのかなって、よく思うんです。ですから、アリューさんのお考えは大変素晴らしいと思います。」
楽しいニュアンス伝わりますかね？
なんだか予想外のとこでホめられちゃって、楽しくなっちゃいました。笑
また、月50万の支出というのは、今年はそのくらいのペースというだけで、去年までは40万くらいだったと思います。
少し盛った方が、話も盛り上がるんじゃないかと思ってそう答えたわけですけど、正解でした。
話が楽しかったので、店舗型の証券会社・銀行を使う人の気持ちも、ちょっとは理解できました。
優しいお姉さんと、頭のいい上席さんに楽しく話しかけられたら、コロっと丸めこまれるのも無理ないな、と。
特に、頭のいい人からサービスを受けるって、これまでほとんど無かった経験だったので、リタイヤした富裕層が離れないのも、ちょっとわかりました。
自分は、今回の話は断ると決めてしまいましたが、「何か別な形で、こういう上質のサービスを受けるのにお金使うのもいいな」なんて思いました。
