定年前の会社員がジェイソン亜流で全力投資

厚切りジェイソンの投資方法をベンチマークとして、定年までもう少しの会社員が貯金ほぼ全額を投資しています。

投資の常識を疑う1~年齢によってリスク資産割合は減らすべき?

投資の本やブログを読んでいると、「年齢によってリスク資産割合は減らすべき」と主張する人に出くわすことがよくあります。

特に多いのが、「リスク資産割合(%)=100-年齢」にすべきっていう話。

最初のうちは、タチの悪い冗談だなあ、なんて思って読み流していました。

だって自分、投資始めたのは2年ちょっと前の57歳で、しかも始めてすぐにリスク資産割合は90%になりましたから。

最初からその「年齢によるリスク割合論」と違うことやってることになっちゃいます。

しかももちろん、全力投資は一生続けたいって思ってます。

年取ったらリスクの小さい投資に移行しよう、なんて微塵も思ったことないです。

「誰でもできる投資で最大利益」って看板は一生下ろさないと思います。

だって、それが自分の生きている証ですから。

お迎えを待つだけの人生なんて、まっぴらごめんです。

まあ、80歳超えて、人生の終わりが見えてきたら、何かしらやり方は多少変わる可能性は無いとは言い切れませんが。

あと、アメリカ経済が信じられなくなるとか、事業や寄付にほぼ全財産使ってしまう、なんて理由で投資自体を完全にやめるって可能性も、ゼロではないかなあ。

 

ただ、投資を勉強するにつれ、「リスク資産割合(%)=100-年齢」を主張する人達も、どうやら大真面目らしいとわかってきました。

そこでちょっと調べてみると、その大元は、キャンベルというアメリカの経済学者の理論らしいとわかりました。

戦略的アセットアロケーション―長期投資のための最適資産配分の考え方 | ジョン・キャンベル, ルイス・ビセイラ, 野村證券金融経済研究所, 木島 正明 |本 | 通販 | Amazon

 

まあ、アメリカ人の話なら、わからなくもないかなあ。

アメリカ人は若いうちから投資するのが当たり前で、しかも日本人より短命だから。

たぶん、アメリカ人の60歳は、もう人生やりきった感でいっぱいなんでしょうね。

 

それでも、「リスク資産割合(%)=100-年齢」理論はやっぱり納得できないです。

だって、投資に回せる余剰資金は、60歳くらいまでは年とともに増えるから。

若いうちは住宅ローンやら教育費やら、多大な出費があって、投資なんかに回すお金はほとんど無いのが一般的です。

ただこれは、日本の場合は年功序列賃金と定年退職金制度によるところが大きいかもしれません。

それともう一つ。

マネーリテラシーは年齢=経験によって高まるはずです。

ただこれも、投資経験10年くらいで、その伸びはほとんど止まってしまうような気もします。

 

とりあえず、自分としては、全力投資をやめる気は今のところ全然ないです。

何やるにせよ、全力でやるから見えてくる世界があると思ってます。

投資の場合、ほったらかしで全力投資が可能なんで、やめる理由がないです。