私と厚切りジェイソンがイチオシの楽天全米株式インデックスファンドが、純資産総額で9月末の9位から、5位まで大躍進しました。
わずか20日間での奇跡の大逆転です。
なぜこんなことが起こったのか?
まず、まったくの偶然ですが、9月末時点で、5位から12位のファンドが6000億台で並ぶ大激戦になっていました。
そこに10月の株式不況が加わり、証券会社・銀行が営業だけで売った実力のないファンドが落ちていき、最も実力・実績のある楽天全米株式があっという間に抜き去ったわけです。
「証券会社・銀行が営業だけで売った実力のないファンド」という言い方がキツすぎると思ったそこの貴方、ウソじゃないですよ。
自分、4位の「GESGハイクオリティ成長株式F(H無)」が気になって少し調べましたが、ホントひどいもんです。
このファンドは2年前、みず〇銀行が大宣伝と猛烈営業で、いきなり3800億をかき集めて販売開始し、その後は1兆2000億まで成長し、純資産総額トップになったそうです。
それがなぜ8000億まで減ってしまったのか?
ファンドが投資家の期待を裏切って、利益を生まなくなり、さらに現在は額面割れにまでなっているからです。
こんなことしてるから、一般の人は「投資は怖い」と思ってしまうんですね。
このファンド見てると、本当に恐ろしいです。
投資は自己責任。それはもちろん当たり前です。
しかし、自分が投資について何も知らない2年前、もし大銀行の特別室に招かれて、支店長クラスに頭下げられたら?
自分は昔からマネーリテラシーに割と自信持ってるほうですが、はたして断れたか?
ちょっとわからないですね。
わかっているのは、大銀行といえど、儲けるためにはなんでもやる。客が損するとか得するとかいうことに興味はない、ということ。
この体質は、今も変わっていないということを、肝に命じるだけです。