米国株式インデックスと全世界株式インデックス、どちらを選ぶべきかという話の続きです。
自分は米国株式派です。
2.投資を20年間で見たとき、全世界が全米を上回ったことは事実上無い
戦後約80年、20年という期間で見たとき、どこを切り取っても唯一の例外を除いて、全世界株式の成長率が全米株式を上回ったことはないはずです。
唯一の例外とは、ご存じ日本のバブルを20年の最後に持ってきたときです。
1969年~1989年とか。
しかし、これまたご存じのように、日本のバブルはその後崩壊し、株価は未だにバブル期を超えられていません。
それで「事実上無い」という書き方をしました。
全世界派の方は、10年とか、あるいはさらに短い期間を持ってきて、「全世界が上回ったこともある!」という主張をしますが、それは詭弁というものです。
または「未来はわからないから」という言い方もしますが、だったらなおさら、過去起きたことのない事象を主張するのはおかしいです。
また、未来がわからないなら、世界経済全体が縮小するという予測も成り立つはずです。
3.人口が増えているのはアメリカだけ
先進国で今後も人口増加が予測されているのは、アメリカだけです。
これは大きい。
単純に人口が増えればいいってもんじゃないですが、減るよりはずっとマシです。
日本のバブル再来が想像できないのも、急成長してきた韓国が今後さほど脅威でないのも、今後人口が急激に減ることがわかっていることが大きいと考えます。
アメリカの人口が増えるのは、出生率ではなく、移民の増加の影響だそうですが、アメリカは伝統的に元々移民の国ですから、何の心配もありません。
ちなみについ先日、インテル急成長時代の社長は難民出身と知って、死ぬほど驚きました。
移民じゃなくて難民、難民の子ではなく、難民そのものなんですよ?
アンドリュー・グローブさんという方で、ハンガリー難民として20歳で単身アメリカに渡り、そこから英語を学ぶところから始めて社長にまでなったそうです。
日本ではちょっと考えられないドリームです。
すみません、長くなりそうなので、続きはまた次回で。