米国株式と全世界株式、どっちにするかという議論について、自分も参戦したいと思います。
なぜか、ブログ書くような人は、圧倒的に全世界派が多いんですよね。
自分は断然、米国株式派です。
厚切りジェイソンに影響を受けたんだから当たり前だろうって?
ちょっと違います。
自分が厚切りジェイソンに影響を受けたのは、全力投資の部分です。
自分が最初につみたてNISAを始めたとき、最初から米国株式主体に決めていました。
実際の投資先を楽天全米に決めた後、ジェイソンのイチオシも同じだと知り、それで「これも何かの縁だ」と思ってジェイソンの本を買ったんです。
ではなぜ米国株式派なのか?
以下の理由からです。
1.投資を分かっている国はアメリカだけ
2.投資を20年間で見たとき、全世界が全米を上回ったことは事実上無い
3.人口が増えているのはアメリカだけ
4.全世界が全米を上回ったときの世界
5.映画と似てる!
では1.から説明します。
国全体で投資というものが分かっているのは、アメリカだけじゃないかなあ、と思っています。
投資、すなわち「才能ある事業者にお金を貸して、事業を大きくしてもらってそのおこぼれを貰う」ということがです。
日本を初め、ほとんど国の人は「値上がりしそうな株を買って、実際上がったら売る」といった、ギャンブルに近い感覚ではないでしょうか。
「そんなことはない!イギリスは分かっている!」
「スイスも!」
などなど、反論はあろうかと思いますし、ひょっとしたらそうなのかもしれませんが、少なくともそれらの国に、全世界株式が全米株式を上回らせるほどの力は無いはずです。
ここで、世界の経済ビッグ3、アメリカ、中国、日本の国民が、会社の要素である株主・社長・社員をどう考えているか、示してみたいと思います。
まずアメリカ。
株主>>>>>>>>>>>>>>社長>>>>>社員
くらいではないでしょうか。
アメリカの会社の社長が、新年の挨拶で「私の責務は、株主に最大の利益を提供することにあります。社員の皆さんは最大の努力で協力願います。」とか言ったとします。
違和感ない気がしませんか?
次に日本。
社員>>>社長>>>>>>>>>>>>>>>>株主
くらいではないでしょうか。
すなわち日本の社長は、新年の挨拶で「私の責務は、社員の皆さんに幸せになってもらうことです。そのために、私も社員の皆さんも、共に頑張りましょう!」とか言いそうな気がしませんか?
少なくとも、株主は話に出てこないはずです。
中国はどうでしょう?
中国共産党>>>>>>>>>>>>>>>>>>社長>株主>社員
くらいではないでしょうか。
すなわち中国の社長は、新年の挨拶で「私の責務は、国の未来に貢献することです。社員の皆さんの思いも同じはずです。共に頑張りましょう!」とか言いそうな気がします。
想像ですけどね。
ただやはり、株主は話に出てこないと思います。
当たり前ですが、株式市場ではアメリカの考え方が断然有利です。
自分は、日本の会社の社員を大事にする考え方は好きですが、日本の株式市場は信用していません。
株主、すなわち投資家ファーストではないと見ているからです。
では今後20年で考えたとき、日本や中国の考え方はアメリカと同じになるでしょうか。
ならないと思います。
国民の第一信条が、アメリカは友愛、日本は和、中国は孝であり、株式市場への考え方もそれが色濃く反映されているからです。
これは20年やそこらで簡単に変わるもんじゃないです。
すみません。長くなりそうなので、2.以降はまた次回で。